1. TOP
  2. 組織づくり
  3. HRテクノロジーとは、人事業務の効率化の効果と導入のポイント
HRテクノロジーとは、人事業務の効率化の効果と導入のポイント

HRテクノロジーとは、人事業務の効率化の効果と導入のポイント

この記事は1分ほどで読めます (約796文字)

HRテックやHRテクノロジーという言葉を最近よく耳にします。

2019年はHRテック元年と呼ばれ、2023年には1000億円市場になると予測される、HRテクノロジー市場。

人事や組織開発にどの様な影響を及ぼしていくのか、基礎知識から効果について解説します

HRテクノロジー・HRテックとは?

HRとはHuman Resourcesの略称で、採用・評価・配置・育成・モチベーション管理・勤怠・経費・労務・給与など、あらゆる人事業務のこと。これらをテクノロジーと組み合わせた先進技術を総称し、「HRテクノロジー」と呼んでいます。

昨今、HRテクノロジーの市場は世界的な盛り上がりを見せ、その投資額は22億ドルを超えているという調査もあるほどです。

HRテクノロジー活用の目的

人事業務の効率化

人材にかかるコスト管理や採用選考管理、福利厚生、申請の処理手続きなど、人事担当者に求められる業務は多岐に渡り、業務の大半が煩雑な業務処理を要するものが多く占めています。

これらをAIなどを用い一部を自動処理化することで、人事教務効率化や時間短縮につなげることができます。企業にとってはコスト削減に、人事担当者にとってはこれまで割いていた事務作業を他の業務に時間を使えるようになるのです。

人事評価のサポートに

これまでの人事評価においては、上司やマネージャーといった評価者に一存する面が多く、その評価に対する客観的な裏付けなどが欠けていることが課題となっています。

これに対し統計処理されたデータの力を使うことで、人事業務を合理的におこなうことができるとHRテクノロジーが注目を浴びています。

新たな従業員のコミュニケーションツールにも

「ビジネスチャットツール」や「ピアボーナスツール」といったツールは、HRテクノロジーの代表格。ビジネスチャットツールは、社内外におけるファイルの共有や連絡を、お手軽にかつ効率的にさせ、コミュニケーションを活発化させるツールとして多くの企業が利用しています。

一方、ピアボーナスツールでは、従業員同士においてお互いの仕事や企業への貢献を評価し合えるツールとなります。社員がお互いの仕事の理解を深めるだけでなく、結束力の向上、組織への貢献意識向上、業務効率の改善や生産性アップにも期待ができます。

これらの機能を兼ね備えられた、代表的なツールがAgeluです。日々の「ありがとう」をカタチにできる「チップ機能」に加え、社員同士の気軽なコミュニケーションを取ることができる「つぶやき機能」。感謝へのリアクションにより、会社へのロイヤリティ向上にもつながります。

HRテクノロジー導入に際して、まずは活用方法や導入による効果を実感することが重要です。無料トライアルでAgeluを試験的に導入し、HRテクノロジーの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

Agelu | ありがとうのつながりで、新しい自分がみつかる

HRテクノロジー導入に際しての注意点

HRテクノロジーを用いたツールやサービスは、世の中に数多く存在します。この中から「自社にとってもっとも適したHRテクノロジーサービスは何なのか」を見極めるためには、以下の3つの項目に注目しましょう。

導入に際しては法律的な点に注目

新システムの導入においては各種法律との折衝に注目しましょう。たとえば、個人情報保護の観点などが挙げられます。

社内における人材データ活用していくうえで、社員の権利侵害となりうる点やセキュリティに関しては細心の注意を払いましょう。

戦略人事という側面に注目する

従来は「管理業務」といった役割が大半を占めていた人事部業務ですが、昨今では「経営戦略」を目的とした人事施策が多く見られるようになりました。

このように「戦略的な人事施策をおこなう」という前提でHRテクノロジーに着目することで、単なる「管理業務効率化のツール」としてだけではなく、従業員や経営の意思決定のサポートとして活用できるサービスを導入するようにしましょう。

どれだけのデータ分析が行えるかどうか

HRテクノロジーによって、人材データベースに集約された情報から高度な分析をおこなうことができます。たとえば「誰がどのようなプロジェクトに対してどのような貢献を行っているか」「誰が誰に対してどういった仕事を評価しているか」といった相関も分析によって可視化することができます。

全員が統計の専門家になる必要がなく、誰しもが手軽に扱うことのできる統計処理の基本サービスを兼ね備えたHRテクノロジーを正しく選択し、使いこなすことが求められます。

この記事を書いた人
名越 和徳

名越 和徳